オープンスタジオ・コンサート亜細亜幻奏× 横尾忠則 幻花幻想幻画譚


中国の伝統的な擦弦楽器「二胡」、100年ほど前の足踏み「"金魚"オルガン」・・・
鳴尾牧子の二胡は中国楽器の枠を超え、展覧会の舞台背景とも重なる"和"、否、"大陸(亜細亜)"の音を感じさせる。小説「幻花」×横尾挿画との三位一体の時間。「横尾忠則 幻花幻想幻画譚」に併せた"亜細亜(アジア)幻奏"をお楽しみください

プログラム:鳴尾牧子「夜光の杯」「風紋」、劉天華「悲歌」、朱昌耀「長相思」、古後公隆「ツクヨミの光をたよりに」 ほか

日時:2016年2月28日(日)14:00〜
会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ(1F)
出演:鳴尾牧子(二胡)
   古後公隆(金魚オルガン)
   新井洋平(コントラバス)
主催:横尾忠則現代美術館
入場料:無料
※終了しました。多数のご来場ありがとうございました



鳴尾牧子(Makiko NARUO)
1995年北京に留学、中央音楽学院で二胡を学ぶ。96年帰国後、演奏活動を開始。日本人二胡奏者の草分けとして確かな技術と日本人ならではの感性で活動展開。聶靖宇、王永徳等に師事。第1回中国音楽国際コンクール民族楽器部門特等賞、他、受賞多数。2008年『上海之春』にて招待演奏。10年『NHK名曲リサイタル』出演。二胡中心のオーケストラ「鳴尾弦楽団」主宰。12年より胡琴重奏団「Xeno Quartet +」リーダーとして現代二胡音楽を発信。同ユニットで14年第15回大阪国際音楽コンクール民族楽器部門第1位。15年アルバム「Wildfire」リリース

古後公隆(Kimitaka KOGO)
作編曲家として、NHK「阪神・淡路大震災20年 あの日を胸に"生きる"」などテレビ番組、任天堂、SHARP、DELLなどのテレビCM、「のだめカンタービレ・楽しい音楽の時間デス」などのゲームミュージック、吉本新喜劇の中村進氏、宝塚歌劇の中村暁氏らとの共作による舞台作品などで高い評価を得る。ピアノ・チェロ演奏家としては、レコーディング、アーティストサポートの他、無声映画の伴奏者として山寺宏一氏ら人気声優と度々共演

新井洋平(Youhei ARAI)
作曲家、ベーシスト。音楽の多くを独学で習得し、コントラバス一本で数多くのジャンルを渡り歩く鬼才である。特に弓を使った甘く深い音色は聴くものを魅了してやまず「詩人」と称される。また世界中で注目のあつまる五度調弦(五度チューニング)コントラバスの数少ない実践者でもある。作曲においては、聴く者をとりこにしてしまう美しいメロディ・センスに定評がありポップスから劇伴まで幅広い。ディレクション能力も高く、イベントの企画やコーディネートまでこなす希有なアーティストである。2012年現在は『ウミネコ楽団』のメンバーとして活躍中