中国は唐の時代に生きたとされる寒山と拾得。世俗から離れ、詩作に耽る一方でぼろを身につけ奇行をはたらく。しかし実のところ彼らの正体は、文殊菩薩と普賢菩薩であるという… まるでおとぎ話のようなキャラクターに、これまで多くの芸術家たちが魅せられ、筆を走らせてきました。横尾さんも彼らの在り方に芸術家としての理想像があるとして、およそ1年の間に102点もの絵を描いたのです。
本展は、2022年に当館で開催した「Forward to the Past 横尾忠則 寒山拾得への道」展に続くものです。曽我蕭白作品の新たな解釈から始まった横尾さんの探求は、やがて自由奔放に展開し、時には浮世絵の美人画や白ロシアの浮遊する恋人たち、はたまた一塊になって走るマラソンランナーとさまざまなイメージに寒山拾得の姿を投影していきます。
すべて新作、当館では初公開です。画業40年を超えてなおパワーアップする横尾さんのいまをご覧ください。
同時開催:YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2024 Part1
MORE2024.6.29 sat. / 7.15 mon. / 8.10 sat. 14:00-14:45
①2024.7.13 sat. 18:30開場 / 19:00開演
2024.2.17 sat. / 3.16 sat. / 4.20 sat. 14:00-14:45
2024.7.27 sat. / 14:00-15:30