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「ミニマル・ミュージック」創始者のひとりにしてサイケデリックの巨匠テリー・ライリーが横尾忠則現代美術館に降臨!
東京都現代美術館で昨年開催された「GENKYO 横尾忠則」展の会場において、横尾忠則とテリー・ライリーは偶然出会います。1967年のニューヨーク滞在時にライリーの音楽に衝撃を受けた横尾にとって、それはまさに劇的な邂逅でした。以来交流は続き、ふたりの巨匠の年齢の合計に由来する「Project 173」が始動します。その第一弾として、横尾忠則現代美術館でのライブが実現することとなりました。
開催日の11月3日は、まさに開館10周年の記念すべき日であると同時に、ライリーが敬愛する師パンディット・プラン・ナート(1918〜1996)の誕生日でもあります。この貴重な機会をぜひお聴き逃しなく!
日 時: 2022年11月3日(木・祝) 19:00〜(開場18:30)
会 場: 当館オープンスタジオ
出 演: テリー・ライリー(key., vo.)
勝井祐二(vln.)
宮本沙羅(vo., dance, frame drum, per. & iPad)
入場料: 無料(要申込み)
定 員: 100席(申込み多数の場合は抽選)
協 力: 豊島横尾館、ホテルオークラ神戸
※閉館後のイベントです(展覧会場は18:00閉場)
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により実施形態変更あるいは中止となる場合があります
※新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県対処方針に従い、「イベント開催時のチェックリスト」を公開しています
※終了しました。多数のご来場ありがとうございました
テリー・ライリー / Terry Riley
1934年カリフォルニア生。「in C」(1964)によって「ミニマル・ミュージックの父」として世界的に認知されているが、彼の本質は「サイケデリック」である。
「You’re No Good」(1967)に聴かれる大胆なカットアップは、今日のループ/サンプリング的発想の原点。「A Rainbow in Curved Air」(1969)はザ・フーの代表曲「Baba O’Riley」をインスパイアするなどした大名盤。’60年代、日の入りから日の出まで開催した「All-Night Concert」はレイヴ・パーティーの原型と言えよう。また、北インド音楽の巨匠パンディット・プラン・ナートの弟子として’70年代初頭から20余年に渡り世界中に同行した。
横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。2020年より山梨県在住。
勝井祐二/Katsui Yuji
ROVO. 勝井祐二 × U-zhaan. などのバンドやユニットと、ソロや様々な音楽家との即興演奏で、エレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求する。
1991年「1991-1992 JAPAN – UK Festival」の中心展示「VISIONS OF JAPAN」(ヴィクトリア&アルバート美術館)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズする。
1996年 山本精一と「ROVO」結成。バンド編成のダンスミュージックで、90~00年代以降のオルタナティブ~野外フェスティバルのシーンを牽引した。
2018年度キネマ旬報文化映画第1位、2019年文化庁文化記録映画優秀賞などを受賞したドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」の音楽を制作。サウンドトラックアルバム「勝井祐二フィルムワークス」を発表。
2019年 放送文化基金賞のテレビドラマ部門の最優秀賞を受賞したNHKスペシャルのドラマ「詐欺の子」の音楽を担当。
宮本沙羅/Miyamoto Sara
1989年山梨県生。2017年のライリー来日公演スタッフとして知遇を得る。2019年7月よりライリーの正式な門弟としてインド古典声楽(ラーガ)を師事。600年の歴史があるカラナ流派日本人唯一の継承者となる。