ポスターデザイン:横尾忠則
観客の前で作品をつくる公開制作は、横尾忠則がしばしば行う制作方法の一つです。人に見られることでかえって余計な自我やこだわりが消え、無心状態で制作することができるという横尾にとって、公開制作は「描く」という肉体的行為を再認識するための格好の手段でした
本展では、横尾がこれまでに公開制作で描いてきた作品を、映像・写真などの資料とともに紹介します。1980年代、画家へと転向したもののアトリエのなかった横尾が、制作できる場所を求めてやむなくとった手段が公開制作でした。しかし、人前で描くことで逆に迷いを捨てて集中できるという実感を得た横尾は、アトリエが完成した後も様々な場所で公開制作の機会を持つようになります。そして2000年、横尾の代表的シリーズとなる「Y字路」が描き始められると、以降、公開制作において「Y字路」は一つのフォーマットとして展開し、各地の美術館で開催される個展にあわせて、その土地にちなんだ”ご当地Y字路”が次々と生み出されていきました。そこではまた、横尾自身が仮装して制作するPCPPP(Public Costume Play Performance Painting)も行われるようになります
横尾は公開制作を演劇にたとえています。舞台の上で起こる事件=創造の現場を固唾をのんで見つめる観客と、その熱気やエネルギーを創造=事件に利用する横尾。その間には、即興的でスリリングな共犯関係が成り立っているといえるでしょう。これら事件の現場を検証することで、横尾の制作に対する姿勢や創造のプロセス、その変遷を辿ります
一般 700(550)円
大学生 550(400)円
70歳以上 350(250)円
高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体および前売料金
※70歳以上は前売はいたしません
※前売券は1月25日(金)まで当館ミュージアムショップ、ローソンチケット(Lコード:53244)および楽天レジャーチケットで一般、大学生のみ販売
※ローソンチケットおよび楽天レジャーチケットは当日券(一般、大学生のみ)も販売します
※障がいのある方(70歳以上除く)は各観覧料金の半額。その介護の方(1名)は 無料
※コープこうべ、JAF(日本自動車連盟兵庫支部)会員の方は、会員証のご提示で各観覧料金を団体料金に割引(詳しくは美術館窓口にてお問い合わせください)
※ICOCAで決済いただくと、本人および同伴者の観覧料金を一般600円、大学生500円に割引
※兵庫県立美術館の特別展または県美プレミアムのチケット半券をご提示いただくと、横尾忠則現代美術館の企画展が団体割引料金でご覧いただけます
※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください
※天皇陛下御在位30年を記念し、2月24日(日)は無料でご覧いただけます
日時:1月26日(土)開館時間中随時
会場:当館オープンスタジオ
※観覧無料
※日程が変更される場合は随時HPにてお知らせします
日時:3月3日(日)14:00〜
出演:三代目澤村謙之介、天海翼(若座長)、天海翔、澤村一也 ほか
会場:当館オープンスタジオ
参加費:無料
講師:当館学芸員
日時:2月9日(土)、3月16日(土)、4月20日(土)※いずれも14:00〜14:45
会場:当館オープンスタジオ
参加費:無料、ただし要展覧会チケット
講師:当館学芸員
日時:2月11日(月・祝)10:00〜10:40
会場:当館オープンスタジオ
参加費:無料、ただし要展覧会チケット
※どなたでもご参加いただけますが、椅子席は手話通訳を必要とされる方優先とさせていただきます
日時:2019年5月3日(金・祝)13:30〜16:00
会場:当館オープンスタジオ
講師:当館スタッフ
対象:小学生以上
定員:20名(要申込)
参加費:500円、要展覧会チケット(高校生以下は除く)
『横尾忠則 大公開制作劇場 〜本日、美術館で事件を起こす』 2,500円(税込)
*詳細はこちら