横尾忠則展 わたしのポップと戦争

ポスターデザイン:横尾忠則

当館初の二本立てによる展覧会「横尾忠則展 わたしのポップと戦争」を開催します
第1部「戦争」では、少年時代の横尾が体験した、戦争の記憶が様々に反映された作品を特集します。終戦70周年にあたる昨年、様々な形でそれを振り返る機会がありました。しかし、それは本来普遍的な問題のはずです。あえて終戦70周年ではないこの時期に、常に省みられねばならない問題として、改めて戦争について考察します
第2部「ポップ」では、60年代から70年代半ばにかけての、横尾のポップアート的な表現をご紹介します。それは本来、大量生産・大量消費社会を背景に、イギリスやアメリカで興った美術表現を指しますが、近年、同時代の国際的な広がりのなかで、ポップアート的な表現を捉え直す試みが相次いでいます。ここでは、そうした文脈において再評価が進みつつある横尾の作品を特集します
「ポップ」と「戦争」は共に20世紀の物質文明の産物であり、コインの裏表のような関係にあります。それらをアーティスト横尾忠則の視点から読み直すとき、果たして何がみえてくるのでしょうか

会期
2016年4月16日(土)〜7月18日(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日[ただし7月18日(月・祝)は開館]
会場
横尾忠則現代美術館
主催
横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、サンテレビジョン、ラジオ関西
協賛
株式会社 資生堂
協力
ホテルオークラ神戸
観覧料

一般       700(560)円
大学生      550(440)円
高校生・65歳以上 350(280)円
中学生以下    無料

※( )内は20名以上の団体および前売(高校生、65歳以上は前売なし)料金
※障がいのある方(65歳以上除く)は半額、その介護の方(1名)は無料
※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください
※前売券はローソンチケットで一般、大学生のみ販売(Lコード:59698)
※ローソンチケットは当日券(一般、大学生のみ)も販売しています
※前売券の販売は4月15日(金)まで。会期中は販売しません

関連事業
  • 玉置浩二 ミニライブ

    出演:玉置浩二
    日時:6月21日(火)19:00開演(18:00受付開始)
    会場:当館オープンスタジオ(1Fエントランスホール)
    定員:200名 (オールスタンディング)※ 要申し込み、応募多数の場合は抽選
    入場料:2,000円(展覧会観覧料を含む)

  • 講演会 わたしのポップと戦争

    講師:難波英夫(セゾン現代美術館)
    聞き手:山本淳夫(当館学芸課長)
    日時:6月25日(土)14:00〜15:30
    会場:当館オープンスタジオ
    定員:100席(当日先着順、聴講無料、要展覧会チケット)
    ※聴講無料、要展覧会チケット

  • ワークショップ 決戦! ビリヤード絵画

    講師:当館スタッフ
    日時:6月18日(土)13:30~15:30
    会場:当館オープンスタジオ
    定員:10名 ※要申し込み、応募多数の場合は抽選
    参加費:無料 ※高校生以上の展示室への入場は要展覧会チケット
    対象:小学生以上(大人のみの参加も可)
       ※小学生は保護者の付き添いが必要

  • イブニング・キュレーターズ・トーク

    講師:当館学芸員
    日時:2016年5月14日(土)、7月2日(土) いずれも18:00〜18:45
    会場:当館オープンスタジオ
    ※ 参加者には「ぱんだかふぇ」の「前菜」か「デザート」サービス券をプレゼントします(当日のみ有効)
    ※聴講無料、要展覧会チケット
    ※当日は20時まで「ぱんだかふぇ」を営業します

図録通販

本展の図録(税込 ¥2,500)の通信販売を行っております
詳しくはこちらをご覧ください

《TADANORI YOKOO(自主制作)》1965年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《モナ・リザ》1966年 岡野誠二氏蔵
《風景No.15 オレンジ猫》1969年 兵庫県立美術館蔵
《堅々獄夫婦庭訓》1965年
《1945年、夏》1996年 作家蔵(広島市現代美術館寄託)
《HIROSHIMA-NAGASAKI(日本グラフィックデザイナー協会)》1995年 横尾忠則現代美術館蔵
《戦争の涙》2009年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《水のある赤い風景》1996年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)