ポスターデザイン:横尾忠則
2012年11月、兵庫県出身の美術家、横尾忠則の作品および資料コレクションを収蔵する「横尾忠則現代美術館」が開館するのを記念し、横尾忠則展「反反復復反復」を開催します
横尾忠則の作品の大きな特徴として、ある特定のモチーフが繰り返し何度も描かれることがあげられます。例えば60年代の代表的な絵画シリーズ「ピンクガールズ」は、90年代に突如再生産され、近年にいたるまで断続的に描き続けられています。また、2000年以降の横尾の代表的なシリーズのひとつ「Y字路」についても、同じ場面が少しずつ変貌を遂げながら何度も描かれています。他にも同様の例は枚挙にいとまがなく、あたかも音楽における”主題と変奏”を想起させます。
元来、横尾芸術においては、既存のイメージを描き写すこと=”模写”が極めて重要な要素のひとつです。さらに、自らの作品をも”模写”の対象とする態度は、極めて独特だといえるでしょう。それは単なる自己模倣ではなく、いわば確信犯的な営みであり、「作品は年代を追って展開するもの」、あるいは「美術作品にとって、唯一無二のオリジナリティこそが重要である」といった常識に対する、批判精神に裏打ちされているのです
今回、本展のために新たに制作された新作を交え、時空を超えて執拗に反復を繰り返す、横尾忠則の独自の絵画世界に迫ります
一般 800(600)円
大学生 600(400)円
高校生・65歳以上 400(300)円
中学生以下 無料
※( )内は前売料金および20名以上の団体割引料金(高校生・65歳以上は前売なし)
※障害のある方とその介護の方(1名)は各当日料金の半額(65歳以上除く)
※割引を受けられる方は、証明できるものを持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください
※前売券は11月2日まで販売します。会期中は販売しません
※前売券発売場所:チケットぴあ(Pコード:765−386)、ローソンチケット(Lコード:53434)、CNプレイガイド、イープラス、その他コンビニエンスストア、主要プレイガイドほか
講師:横尾忠則
日時:2012年11月3日(土)14:00〜
会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ(1F)
※聴講無料
日時:2012年11月25日(日)19:00〜20:00(開場18:30〜)
会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ(1F)
出演:細野晴臣(Vo., G.)、高田漣(G, Mandolin)、
伊賀 航(B.)、伊藤大地(Dr.)
主催:横尾忠則現代美術館・神戸新聞社
入場料:3,000円 ※要申込み
定員:150名(全席自由)
アーティスト:横尾忠則
日時:2012年12月7日(金)、8日(土)、9日(日)、23日(日)、24日(月・祝)の開館時間中随時
会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ(1F)
※観覧無料
※日程は変更される場合がありますので、HPなどでご確認下さい
パネリスト:池上裕子(日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ)
笹木繁男(現代美術資料センター)
渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター)
日時:2013年1月26日(土)14:00〜
会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ(1F)
※聴講無料
本展の図録(税込¥2,500)の通信販売を行っております
詳しくはこちらをご覧ください
兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)では、下記の展覧会を開催しています
特別展 キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま
2012年10月27日(土)〜12月24日(月・休)
特別展 フィンランドのくらしとデザイン –ムーミンが住む森の生活
2013年1月10日(木)〜3月10日(日)
チャンネル3 河合晋平博物館 ※入場無料
2012年11月27日(火)〜12月24日(月・休)
コレクション展Ⅲ ※横尾忠則のポスターなどがまとめて展示されます
2012年11月17日(土)~2013年2月24日(日)
※兵庫県立美術館の特別展又はコレクション展のチケット半券ご提示で、当館の企画展を団体割引料金でご覧いただけます