横尾忠則展 枠と水平線と・・・ グラフィック・ワークを超えて阪神・淡路大震災20年展

ポスターデザイン:横尾忠則

横尾忠則のポスター作品を主とする展覧会を開催します。それらは、ポスターという形式をとってはいますが、彼の絵画と変わらない表現行為と見なすことができるのではないでしょうか。この点を、まさに絵画に向けるのと同様の視点を設定することで明らかにするのが本展覧会の意図です。このことは、ポスター以外に絵画、装幀本、下絵なども出品することで、異なる媒体に通底する特徴として浮かび上がってくることでしょう。展覧会は7つの章からなります。まず、タイトルにあげた「枠」や「水平線」によって横尾の特徴的な空間を紹介し、次に、「人物」や「文字」などの代表的なモチーフを取り上げ、最後に、モチーフの「繰り返し」や「集合」、作品同士の展開である「変容」といった横尾らしい手法に光を当てます。本展覧会が、横尾の、グラフィック・ワークを超えるグラフィック・ワークを理解する機会となれば幸いです

会期
2014年7月12日(土)~9月28日(日)
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は~20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日[ただし7月21日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館、7月22日(火)、9月16日(火)は休館]
会場
横尾忠則現代美術館
主催
横尾忠則現代美術館(〔公財〕兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会
協力
ホテルオークラ神戸
観覧料

一般       600(480)円
大学生      450(360)円
高校生・65歳以上 300(240)円
中学生以下    無料

※( )内は20名以上の団体割引料金
※障がいのある方とその介護の方(1名)は各当日料金の半額(65歳以上除く)
※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください
※当日券のみの販売となります

関連事業
  • 粋(イキ)な枠(ワーク)ショップ

    講師:当館スタッフ
    日時:8月8日(金)13:30〜16:00
    会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ
    対象:小学1年生〜中学3年生
    定員:15名
    参加費:1,000円
    ※小学生は保護者同伴のこと
    ※要予約。往復はがき・メールにて申し込み、応募者多数の場合は抽選を行います

  • シルエット de アート

    講師:当館スタッフ
    日時:8月20日(水)13:30〜16:00
    会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ
    対象:小学1年生〜中学3年生 
    定員:15名
    参加費:500円
    ※小学生は保護者同伴のこと
    ※要予約。往復はがき・メールにて申し込み、応募者多数の場合は抽選を行います

  • キュレーターズ・トーク

    講師:担当学芸員
    日時:7月26日(土)、8月23日(土)、9月15日(月・祝)  
        いずれも14:00〜14:45
    会場:横尾忠則現代美術館 オープンスタジオ
    ※聴講無料(100席・当日先着順)

図録通販

本展の図録(¥ 2,000)の通信販売を行っております
詳しくはこちらをご覧ください

《黒蜥蜴(東京芸術劇場)》 1993年 横尾忠則現代美術館蔵
《安吾フェスティバル(紀伊国屋ホール)》 1974年 国立国際美術館蔵
《続ジョン・シルバー(劇団状況劇場)》 1968年 兵庫県立美術館蔵
《BLOW UP》 2000年頃 作家蔵
《MORIYAMA DAIDO Retrospectiva desde 1965 (Centro Andaluz de Arte Contemporáneo)》 2007年 国立国際美術館蔵
《shiseido》 1982年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)